実力のほどは? 2画面ゲーミングノートPC「OMEN X 2S 15」を試して分かったこと
デュアルスクリーンは将来、ノートPCにおいて普及が進む可能性があるテクノロジーの1つ。先日開催された「インテル・テクノロジー・ショーケース」においてデュアルスクリーンノートPCのコンセプトモデルが複数展示されていたことからも、その期待の高さがうかがえる。
今回は、日本HPのデュアルスクリーンゲーミングノートPC「OMEN X 2S 15」(通常直販価格39万9800円)を通してデュアルスクリーンの可能性を探っていこう。
セカンドスクリーンはキーボードの上
OMEN X 2S 15は、15.6型のゲーミングノートPCで、ストレージの構成によって「エクストリームモデル」と「エクストリームプラスモデル」の2モデルが用意されている。ストレージ構成以外のスペックは共通で、通常直販価格も39万9800円(税別)と同一だ。
ゲーミングノートPCということもあり、基本スペックは高い。CPUは「Core i9-9880H」(2.3G~4.8GHz、8コア16スレッド)で、GPUは「GeForce RTX 2080 with Max-Q」を採用している。メインメモリも標準で32GBを備えている。
デザイン的には、従来のOMEN 15シリーズを受け継いでおり、背面を独自にシェイプさせて、ディスプレイを高い位置に置いたゲーミングノートPCらしい造形となっている。
OMEN X 2S 15のデュアルディスプレイは、15.6型のメインディスプレイに5.98型のタッチ対応セカンドディスプレイを組み合わせた構成で、セカンドディスプレイはキーボードの上に配置されている。
メインディスプレイはフルHD(1920×1080ピクセル)のIPS液晶で、NVIDIAの可変リフレッシュレート技術「G-SYNC」に対応しており、最大144Hzで表示できる。大きさ的には、一般的なゲーミングノートPCと同じだ。
ベゼルに関しては、「狭額縁」と呼べるか微妙な所だが、左右の縁はやや狭めで、上部の縁にWebカメラ、下部の縁はパネルの高さを稼ぐためか幅広くなっている。
セカンドディスプレイもフルHDのIPS液晶となっており、最近のスマートフォンの画面とほぼ同じサイズ感だ。
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