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Ryzen Mobile搭載で性能良好! ビジネスノートとして魅力的な「ThinkPad X13」

Ryzen Mobile,ThinkPad X13

レノボ・ジャパンから、AMD製CPU「Ryzen Mobile 4000シリーズ」を搭載する本格モバイルノートパソコン「ThinkPad X13 Gen1(AMD)」が登場した。

レノボ・ジャパンの製品にかぎらず、モバイルノートパソコンではIntel製のモバイル向けプロセッサを採用する製品が大多数を占めているが、Ryzen Mobile 4000シリーズの登場以降はその状況が変わりつつある。

ThinkPad X13 Gen1は、第10世代Coreプロセッサー搭載モデルが登場済みだが、今回は新たに追加されたRyzen Mobile 4000シリーズ搭載モデルを取り上げる。すでに発売中で、通常の直販価格は178,200円からだが、現時点ではeクーポン適用価格で99,792円からで提供されている。

外観はIntel製CPU搭載モデルとまったく同じ

ではまず、ThinkPad X13 Gen1(AMD)の外観から見ていこう。

ThinkPadシリーズと言えば、“弁当箱スタイル”としておなじみの、ひと目でThinkPadとわかるデザインが基本となっている。もちろん本機もその点は同じで、マット調のブラックを基調とするフラットかつ直線的な、伝統的ThinkPadスタイルを踏襲している。

目新しさはないかもしれないが、ビジネスシーンでの利用が中心のThinkPadシリーズでは、この変わらない落ち着いたデザインに強い安心感がある。

筐体素材には樹脂を採用。Intelモデルではトップカバーにカーボン素材を選択することで、薄型軽量化を追求できるが、AMDモデルではカーボン製のトップカバーは選択できないようだ。

サイズは約311.9×217.2×16.9mm(幅×奥行き×高さ)となっており、これはIntelモデルで樹脂製トップカバーを採用した場合とまったく同じ。今回は実際にIntelモデルとの比較はできなかったが、基本的にデザイン、サイズともIntelモデルとAMDモデルとの間に差異はないと考えていいだろう。

重量は、搭載するディスプレイの種類によって変わるが、もっとも軽量となるフルHD・タッチ非対応液晶パネルを搭載した場合で公称約1.28kgからとなっている。

今回試用した個体はこのフルHD・タッチ非対応液晶パネルを搭載していたため最軽量仕様となるが、実測の重量は1,274gと公称よりもわずかに軽かった。13.3型モバイルノートパソコンでは1kgを切る軽さの製品も多く存在することを考えると、もう少し軽いとうれしいところだが、許容範囲内だろう。

堅牢性はほかのThinkPadシリーズ同様に優れたものとなっている。落下や気温・気圧変化、可動部分の耐久性など、全12項目におよぶ米国国防総省が定める調達基準「MIL-STD-810G」に準拠したレノボ独自の堅牢性試験をパスしている。

実際に筐体をやや強い力でひねってみても筐体の歪みはほとんど感じられず、優れた強度を実感できる。これなら鞄に入れて毎日持ち歩くとしてもまったく不安はないだろう。堅牢性の高さはThinkPadシリーズで一貫した特徴だが、こういった点がビジネスシーンで利用するモバイルノートパソコンとして長年支持されている理由の1つと言える。

フルHDの13.3型液晶搭載

ディスプレイは、試用機ではフルHD(1,920×1,080ドット)表示対応の13.3型液晶を搭載していた。パネルの種類はIPSで、上下左右ともに十分な広視野角となっている。

発色に関する仕様は公表されていないが、写真や動画などを表示してみてもとくに不満は感じられず、モバイルノートパソコンとして十分に鮮やかな発色が確保されていると感じる。ディスプレイ表面は非光沢処理となっているため、外光の映り込みはほとんど感じられず、文字入力の多いビジネスシーンでも視認性に不満を感じることはないだろう。

なお、ディスプレイはオプションで4種類から選択できる。その1つは今回の試用機に搭載されていたフルHD・タッチ非対応IPSパネルで、そのほかにフルHD・タッチ非対応かつ左右の視野角を狭めて覗き見を防止できるThinkPad Privacy Guard対応IPSパネル、フルHD・タッチ対応IPSパネル、HD(1,366×768ドット)・タッチ非対応TNパネルを選択可能だ。

ところで、ディスプレイ左右のベゼル幅は比較的狭くなっているものの、上下のベゼル幅がかなり広く取られている点は少々気になった。上下のベゼル幅をもう少し減らせれば、筐体の小型化や軽量化にもつながり、モバイルノートパソコンとしての魅力がさらに高まるだろう。

高い堅牢性を確保する上で難しい部分もあるかもしれないが、近年は極限までベゼル幅を減らしたモバイルノートパソコンが増えていることを考えても、この点は少々残念に感じる。

キーボードの扱いやすさはThinkPadシリーズの強み

ThinkPadシリーズが長年支持されている理由の1つとして、非常に扱いやすいキーボードを搭載するという点がある。ThinkPad X13 Gen1(AMD)にも、もちろんシリーズおなじみの6列キーボードを搭載している。

無理なキー配置がなく、カーソルキーが1段下がった位置に配置されていたり、PgUp/PgDnが独立したキーとして用意されている点、ファンクションキーが4キーごとにわずかに間が開いている点など、ノートパソコンのキーボードとしての完成度は非常に優れている。

主要キーのキーピッチは約19mmフルピッチを確保するとともに、ストロークも十分に深い。軽すぎず、また固すぎない適度なタッチとしっかりとしたクリック感で、打鍵感も良好。キーボード面には十分な剛性がありタイピング時に大きくキーボード面がたわむことがなく、打鍵音もうるさくないため、多少強めのタイピングも安心して行なえる。

唯一残念に感じるのが、Enterキー付近の一部キーのピッチが狭くなっている点だ。おそらく、堅牢性の確保や内部パーツ実装などの関係でこれ以上キーボード幅を拡げられないためと思われるが、やはり全キーが同一ピッチのキーボードを搭載してもらいたい。

なお、今回の試用機ではキーボードバックライト非搭載だったが、オプションでバックライト内蔵モデルも選択可能となっている。

ポインティングデバイスは、スティックタイプのTrackPointとクリックボタン一体型のタッチパッド「ThinkPadクリックパッド」の同時搭載と、こちらもほかのThinkPadシリーズ同様だ。

独立した3ボタンのクリックボタンとTrackPointによってキーボードのホームポジションから手を移動させることなくカーソル操作が可能な点は、作業効率を大きく高めてくれる。また、ThinkPadクリックパッドも、パッド面の滑らかな手触りと合わせて申し分ない扱いやすさとなっている。

Ryzen Mobile 4000搭載以外のスペックはIntelモデルとほぼ同等

では、ThinkPad X13 Gen1(AMD)のスペックを確認していこう。

搭載CPUは、試用機では6コア12スレッド処理に対応する、Ryzen 5 Pro 4650Uを搭載していたが、直販モデルではRyzen 7 Pro 4750U、Ryzen 3 Pro 4450Uを加えた全3種類から選択できる。

メモリは試用機ではDDR4-3200を8GB搭載していたが、最大16GBまで搭載可能。なお、Ryzen 7 Pro 4750U選択時には最大32GBまで、Ryzen 3 Pro 4450U選択時には最大8GBまで搭載可能となる。

内蔵ストレージは試用機では256GBのPCIe/NVMe SSDを搭載しており、最大1TBまで選択できる。

無線機能は、Wi-Fi 6準拠の無線LANとBluetooth 5.0を標準搭載。直販モデルではLTE対応のワイヤレスWAN機能も搭載可能だが、8月末現在ではワイヤレスWANは選択不可となっている。

生体認証機能は、ThinkPadクリックパッドの右パームレスト部分にWindows Hello対応の指紋認証センサーを搭載。また、オプションとして顔認証カメラも搭載可能となっている。顔認証カメラはディスプレイ上部中央に搭載され、カメラにはプライバシーシャッターの「Think Shutter」が備わる。試用機では顔認証カメラは搭載されず、720pのWebカメラを搭載していたが、こちらにもThink Shutterが備わっている。

外部ポートは、左側面にUSB 3.1準拠のType-C×2とイーサネット拡張コネクタ、USB 3.1、HDMI出力、オーディオジャックを、背面にmicroSDカードおよびNano SIM(ワイヤレスWAN搭載モデルのみ)を装着できるトレイ、右側面にUSB 3.0とスマートカードリーダ(搭載モデルのみ)をそれぞれ用意。イーサネット拡張コネクタには、付属のイーサネット拡張ケーブルを接続することでGigabit Ethernetとして利用可能となる。

なお、IntelモデルではUSB Type-CがThunderbolt 3対応となるが、AMDモデルではUSB 3.1対応となる点が仕様面で大きく異なる部分だ。

付属のACアダプタはUSB Type-Cに接続して利用するものとなっている。USB PD準拠でACアダプタの出力は最大45W。左側面に2つあるUSB Type-CポートのいずれもUSB PD対応で、どちらに接続しても給電およびバッテリの充電が可能だ。

また、汎用のUSB PD対応ACアダプタを利用した場合も問題なく給電できることを確認した。付属ACアダプタの重量は、付属電源ケーブル込みで実測256.5gだった。

バッテリ駆動時にはCPUの動作クロックが大きく低下する

ここからは、簡単にベンチマークテストの結果を紹介しよう。今回利用したベンチマークソフトは、ULの「PCMark 10 v2.1.2177」、「3DMark Professional Edition v2.12.6964」、Maxonの「CINEBENCH R20.060」の3種類だ。比較としてパナソニックの「レッツノート LV9 CF-LV9KDNQR」の結果も加えてある。

結果を見ると、Core i7-10710U搭載のレッツノート LV9と比べて一部スコアが上回る部分が見られるなど、かなり良好なスコアが得られていることがわかる。

もともとRyzen Mobile 4000シリーズに内蔵されるグラフィックス機能は描画能力に優れていることから、マルチメディア関連処理や3DMarkのスコアが優れる点は当然としても、CPU処理が中心のテストでもスコアが上回る部分が多く見られるのは、かなり驚かされる。

AMDのAPUは、これまでは描画能力こそ優れるものの、CPUの処理能力はIntel CPUに大きく劣る場合が多かったが、Ryzen Mobile 4000シリーズに関してはそのような図式はまったく当てはまらないと感じる。

高負荷時の空冷ファンの動作音は、風切り音が耳には届くが、うるさいと感じるほどではない。極端に静かな図書館などで利用する場合には気になることもあるかもしれないが、オフィスなどで利用する場合にはほぼ無視できる範囲の動作音だ。

次に、バッテリ駆動時間を検証してみた。ThinkPad X13 Gen1(AMD)では標準で容量48Whのリチウムポリマーバッテリを内蔵しており、公称の駆動時間は最大13.9時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver2.0での数字)とされている。

それに対し、Windowsの省電力設定を「バランス」、電源モードを「より良いバッテリ」、バックライト輝度を50%、無線LANを有効にした状態で、PCMark 10のBatteryテスト「PCMark 10 Battery Profile」の「Modern Office」を利用して計測したところ、9時間32分を記録した。公称に比べると4時間以上短いものの、9時間以上の駆動が可能なら、モバイルパソコンとして十分納得できるはずだ。

ところで、今回筆者はRyzen Mobile 4000シリーズ搭載モバイルノートパソコンをはじめて利用したため、短時間ではあるが普段利用しているモバイルノートパソコンの環境をThinkPad X13 Gen1(AMD)に再現して利用してみた。

筆者は現在、Core i7-10710U搭載のASUS製ノートパソコン「ExpertBook B9450」を利用しているが、記事の執筆作業や、Webサイトにアクセスしたりといった作業では違いをほとんど感じることなく利用できた。

ただ、バッテリ駆動で利用している場面で、写真のレタッチ作業などを行なうときに動作がやや重く感じることがあった。そこで、バッテリ駆動時にどの程度の性能が発揮されるのかをチェックするため、電源モードを「最も高いパフォーマンス」に設定してPCMark 10を実行してみたところ、ACアダプタ接続時と比べて大きくスコアが低下した。

PCMark 10実行中のCPUの動作クロック推移をチェックしてみると、ACアダプタ接続時には安定して4GHz付近で動作しているのに対し、バッテリ駆動時には1.5~2.4GHz付近で推移しており、かなり動作クロックが抑えられていることがわかった。

このように、バッテリ駆動時にCPUの動作クロックが大きく抑えられる仕様が、写真のレタッチ作業で動作がやや重いと感じる要因のようだ。

おそらく、フルパワーでCPUを駆動するとバッテリ駆動時間がかなり短くなってしまうため、こういった仕様にしているのだろう。とは言え、駆動時間が短くなってもいいのでフルパワーで作業したい場面もある。そのため、バッテリ駆動中のCPU動作モードはユーザーが自由に選択できるようにしてもらいたい。

ビジネスモバイルパソコンとしてIntelモデルに劣らない魅力

ここまで見てきたように、描画能力は優れるがCPUの純粋な処理能力が劣るという、従来までのAMD製CPUのイメージがRyzen Mobile 4000シリーズではほぼ完全に払拭されている。それによって、ThinkPad X13 Gen1(AMD)はスペック面や性能など、Intelモデルと比べてまったく遜色のない魅力ある製品に仕上がっていると感じる。

製品の仕様を細かく見ると、Thunderbolt 3が非搭載だったり、バッテリ駆動時にCPU性能が最大限引き出せないといった点はあるが、全体的には非常に完成度が高く、不満なく活用できるはずだ。また、ビジネスシーンで必要となるセキュリティ機能もしっかり盛り込まれているため、そういった点でも不安はない。

また、Intelモデルよりも安価に購入できるため、コストパフォーマンスも優れており、そういったビジネスモバイルパソコンを探している人にとって十分検討すべき製品と言える。

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■ バッテリー(充電池)についての豆知識

●初期動作確認(お買い上げ商品のご到着後は、先ずは初期動作確認をお願い致します。)
互換バッテリーを最初にご使用頂く際は、必ず最初に充電をお願い致します。

仮に充電器が「充電完了」(機種によりランプ指示や表示指示)との指示があったとしても
十分な充電時間(3~4時間)をとって頂いてからのご使用を推奨させていただいております。

●基本的にバッテリー(充電池)には寿命があります。
充電を重ねていく程に能力が低下していき、使用可能時間が短くな っていきます。

●使用頻度、充電回数、使用環境等により寿命に変化が現れます。
例えば、撮影経験が豊富な方、初心者の方では同じ使用時間でも撮影枚数に違いがあるように使われる方のそれぞれの用途に応じ、体感的にも違いが現れます。
また、使用環境にも影響され、低温になるほど使用可能時間が短くなる特徴もあります。(スキーや冬場、寒冷地などへのご旅行の際はご注意下さい。)