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富士通、Armを採用した“ポスト京”スパコンの製造開始

富士通株式会社は、理化学研究所(以下理研)と共同で、既存のスーパーコンピュータ「京」の後継機となる“ポスト「京」”スーパーコンピュータの設計完了と、ポスト「京」ハードウェアの製造/出荷、設置について、理研と正式契約を締結したことを発表した。

 ポスト京は、文部科学省が2021~2022年頃の共用開始を目指して進めているスーパーコンピュータシステム。

 富士通開発のCPU「A64FX」を搭載し、Armアーキテクチャにより、幅広いソフトウェアに対応する汎用性を持ち、超並列、超低消費電力、メインフレームクラスの高い信頼性などを実現するとしている。

 A64FXは、Armv8.2-A SVE命令セットアーキテクチャに基づいたCPUで、計算ノードは48コア+2アシスタントコア、IO兼計算ノードは48コア+4アシスタントコアという構成。2.7TFLOPS以上の倍精度演算性能を謳う。メモリ容量はHBM2 32GB(4スタック)、バンド幅は1,024GB/sで、インターコネクトには「TofuインターコネクトD」を採用する。

 ポスト京ハードウェアの製造は、富士通のコンピュータシステムの基幹工場である、石川県かほく市の株式会社富士通ITプロダクツが行ない、システムは、京が設置されているのと同じ兵庫県神戸市の理化学研究所 計算科学研究センターに設置される予定。

 富士通では、ポスト京のハードウェア開発/製造、ソフトウェア開発において、オープンソースコミュニティと連携し、Armエコシステムの推進、オープンソースソフトウェアの活用、ポスト京で創出された成果の展開などを進めるとしているほか、ポスト京の開発を通じて培った技術を活かし、商用スーパーコンピュータの製品化を行ない、「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX100」の後継機として、2019年度下期にグローバルで販売開始を予定しており、導入しやすいエントリーモデルの開発、他ベンダーへの供給なども検討するとしている。

 PRIMEHPC FX100の後継機では、1ラックあたり384ノードを収容し、ノードあたりA64FXを1基搭載。OSはLinuxで、HPCミドルウェアは「FUJITSU Software Technical Computing Suite」の後継ソフトが採用される見込み。